Magic Career

私たち𝓜𝓪𝓰𝓲𝓬 𝓒𝓪𝓻𝓮𝓮𝓻は年収やステータス、就職偏差値だけが、キャリア選択の唯一の基準だと考えていません。 こうした価値観へのアンチテーゼとなる存在です。 仕事やキャリアは決して人生のゴールや目的ではなく、「一人一人がどういう人生を送りたいか」という「自己実現を達成するための手段」だと考えています。 自己実現の価値観が一人一人で異なるなか、その人が最も輝ける「ハイキャリア」を目指す方に、より良いキャリア選択の一助になる就活・転職情報や、自己実現を達成するライフスタイル情報をお届けします。

DEKAPAI(BIG4/アクセンチュア/アビーム/IBM)って何?激務でやばい?エリート?ブラック?BIG4 FASとの比較は?クチコミまとめ!

メガバンクが大量採用を辞めて久しく、採用門戸が広いかつ、高い成長環境と高収入を得られる事で、早慶MARCHを中心に上位校の就活生に人気な総合コンサルティング各社。

 

近年はSNSで就活生にDEKAPAIという略称で、呼ばれる事も多いです。

DEKAPAIとは、デロイト、EY、KPMG、アクセンチュアPwC、アビーム、IBMの、大手総合コンサル7社の事です。それぞれ以下を表しています。

 

D:デロイト トーマツ コンサルティング

E:EYストラテジー・アンド・コンサルティング

K:KPMGコンサルティング

A:アクセンチュア

P:PwCコンサルティング

A:アビームコンサルティング

I:IBMコンサルティング

 

近年のコンサル転職市場では、これら7社にベイカレントコンサルティングを加えた8社が、未経験から中途でコンサル転職を検討する際、多くの人が第一に履歴書応募を検討する大手コンサルグループでしょう。

 

その為、新卒就活でも、その採用門戸の広さ、成長環境の高さ、特にやりたい事がない学生でも高いやりがいと高収入を目指せる事から、人気が高い企業群です。

 

インターネット上にある有象無象のコンサル各社比較のクチコミ情報ですが、それを筆者視点でまとめてみました。

有益な情報ばかりですので、総合コンサル(DEKAPAI +ベイカレ)・Big4 FASに就職・転職を目指す方は是非参考にしてみてください!

 

★BIG4コンサル全体

各社大量採用が進んでいるが志望者も増えており、新卒入社組は転職市場においても平均して優秀との評価。

システム導入/PMO案件の割合が増えていて希望のアサインが通りにくくなっている、PJ異動希望がすんなり受け入れられたという話もあれば、なかなか受け入れられないという話もある。

セカンドキャリアは現実には転職者の7割が同じ総合系をはじめ戦略からブティックまでの同業他ファーム、他業界の転職先では大手IT系・外資系メーカー・大手日系メーカー・商社・スタートアップ・ベンチャーなどである。

 

 

★デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)

総合コンサル筆頭。総合力No.1。既に他Big4を競合として見ていない。故にプライドも高い。最も年収が高いが最も働かされる。だが良い意味でコンサルタントとして最も鍛えられる。最も大規模案件・上流案件が多い。少し前の元社員の情報(体感)でざっくり戦略案件1〜2割・業務案件4割・IT案件4〜5割。グローバル案件・デジタル案件・地方創生などの社会課題解決案件に強い。職位の一つ上の業務をこなすので転職時は職位が上がりやすい。IQは最も高いがEQが低い人が散見。監査法人系にしては珍しく退職金がある(デロイトトーマツグループ全社)。米国エリート学生による人気ランキングで10位内に入るなど世界的なネームバリューも抜群。

 

 

★DTFA (デロイト トーマツ フィナンシャル アドバイザリー)

デロイトトーマツグループの主要企業の一つ。M&A案件の規模や質でBig4系FASの筆頭。ディール数では2位と倍以上の差で1位。企業再生や不正対応なども全て強い。しかし年収はKPMG FASと比べると低く中途社員の満足度はいまいち。とはいえ総合コンサルの年収より高く20代マネージャー未満でも1000万超えが多くパートナーは3500万以上。新卒も職種別採用で特にストラテジー部門は戦略ファーム(Tier3)を蹴って入社する人も。PEファンドへの転職者も結構いたり、事業会社はほとんどが大手でセカンドキャリアには困らない。新卒採用を始めて間もないので新卒から育てる力は未知数。2年連続で30代女性、40代男性の若手マネージャーが心不全で突然死。女性マネ死亡後社内では3週間も死亡の事実が伏せられていたり、男性マネはお酒も飲まないのに帰りが深夜過ぎという状態が2年ほど続いていたという記事が文春で過去掲載。

 

 

PwCコンサルティング

総合コンサルのNo.2。デロイトの次に大規模案件・上流案件が多い。金融領域にとても強く総合コンサルの中ではトップ。グローバル案件もまずまず。一方他総合コンサル同様にITに注力しておりIT案件が全体の7割を占めるとも。年収はBIG4では2番目か3番目。そのわりに激務(もちろんプロジェクトにもよる)。パワハラ事件(戦略部門Strategy&のパートナー、ディレクターが起こした)が海外のニュースでも話題になったが全体的に社風はホワイト、大らかで自由なほう。悪く言えば緩くコンサルタントとしての成長も遅い。デロイトからの転職者はぬるく感じると言う。新卒から30人がPwCアドバイザリー(FAS)に配属されるが希望者が多くハードルは高い。

 

PwCアドバイザリー

一旦PwCコンサルとの合同採用の後に研修期間を経て約30人が配属。その枠は特別ルートの会計士資格見込み者でほぼ埋まるという話も。PwCグループ内でも人気。中途採用監査法人の会計士やWLBを求めて降りてくる外銀IBDや戦略コンサルの出身者などと争うので非常にハードルが高い。故に新卒で入るほうがお得かも。BIG4系FASの中では序列3番目、M&A案件は弱く事業再生に強い。事業再生コンサル部門から戦略ファームに行く人も。年収は総合コンサルより高いが忙しい。専門性の高さで転職先は総合商社の投資部門からファンドまでなかなか強い。

 

 

★KPMGコンサルティング

国内知名度がとても低い。BIG4の中では従業員1000人程度で新卒採用数が50〜60人と少数精鋭。但し拡大がうまくいかなかっただけという話もある。東大と留学・海外大生・ボスキャリ参加などの英語力が高い学生を好む。選考では何故落ちたのかわけが分からないというコメントが例年最も多い模様。社員は穏やかで紳士的な人が多い。戦略部隊を除けばリスクコンサル部門が大きく優秀且つ比較的ホワイトで人気で他は微妙。新卒は全員が一旦戦略案件に入れる(おそらく約1年半の研修期間ジョブローテに1度)。会計システム導入案件やRPA案件が多い。転職時の価値はデロイトやPwCに比べるとやや劣る。

 

 

★KPMG FAS

Big4系FASの二強。だが会社規模や案件数はDTFAの半分。少数精鋭且つ案件の質はDTFAを上回るとも。一方人材の質はそれほどでもない割に最も高給なので社員満足度が高く能力が低い社員が居座っているという情報も(真偽不明)。業績連動賞与の割合が高く年収はFAS系・総合系合わせてトップ。22卒から国内新卒採用を開始。の本格新卒採用でも10〜15人採用という狭き門(会計士資格見込み者は別枠か)。以前はボスキャリなどから僅か数人。新卒を育てる力は全く未知数。新卒初年度でベース570万(見込み残業30h)の年収は全FAS系・総合コンサル・シンクタンクの中でもトップ。

 

★EYSC(旧EYACC)

日本のBig4系コンサルの中で最も後発。ドラゴン化計画で下克上を狙う。以前は最も年収が低く質も低かった。人はおっとりともベンチャー気質とも。これといった強みはなくデロイトやPwCの下請けや補助的なイメージ。ある年は新卒全員がシステム導入案件にアサインされたとの情報もあり。他BIG4よりは劣るが新卒は平均的に優秀なので転職にはさほど困らない。海外の経営学部生の間ではデロイト以上に人気。デロイト出身の新代表の方針で今後3年で売上・人員倍増を目指す。しかしウリであった穏やかな社風が失われると以前からの在籍組と最近の転職組との間に温度差。さらなる質の低下も不安視。2020年10月に戦略コンサルのパルテノンを擁するEYTAS(FAS)と統合し社名をEYSCに。

 

 

アクセンチュアAccenture

世界最大のコンサルティング ファーム。ご存知デジタル・テクノロジーに強い。社内に多数のエンジニアを抱えシステム構築までサポート。戦略部門を除けば金融部門がエリートコースと言われ上流・戦略に近い。風通し良く社員のモチベーションは高い。社員の男女比率均等化を推進。入社後のミスマッチが少ないので社員満足度も高い。BIG4系コンサルの倍以上の大量採用と女性の採用優遇により人材の質はかなり低下とも。EQが高い人が多いがIQはいまいち。転職時(特に第二新卒)の価値もいまいち。コンサルタントの育成にはデロイトの次に定評がある。経営陣は非常に優秀。

 

 

★ベイカレントコンサルティング(BayCurrent Consulting)

コンサル部門と営業部門が別であり営業力が強く稼働率がとても高い。いわゆる下流・下請け的な案件が多くSIerに近く、薄利多売。一方戦略ファームの優秀層を高給で引っ張ってきていて戦略案件も増えてはいる。パートナー層は戦略ファームから。マネージャー層はBig4からの転職が多い。様々な面が以前より改善されていて東大早慶生の新卒入社も増えた。しかし、依然として業界内の地位は低く社内格差も大きい。就職難度や能力に対して高給でありセカンドキャリアを考えなければ人気。

 

【給料水準の高さでベイカレを選択し後悔した社員の参考クチコミ】

()内は職位

【キャリア、成長】

・ワンプールのおかげでハードルは低いけど、まじで専門性が付きにくいから新卒ベイカレ入社だとM以上で辛くなりそう。転職必至。(新卒SC)

・個人プレーが多いからフィードバックが貰いにくい。成長は自身の努力のみ。成長環境には期待できない。(新卒SC)

・評価軸が薄いから、自身の強み弱みを俯瞰的に見れないし、見てもらえない&評価が腹落ち出来ない。(新卒C)

 

【年収、市場価値】

・年収高いのは魅力的だが、市場価値以上のなるので転職しにくい(したら下がりやすい)。長く所属するとその分市場価値と年収のギャップが生まれる泥沼(中途M、退職済)

・年収だけ高くても、税金取られて意味ないから、福利厚生強いBIG4チュアの方に結局勝てない(中途SC)

 

【ブランド、案件】

・(BIG4から転職した人)案件が地味。社員代替色が強すぎる。(中途SC)

・つまらない案件の時に、「されどBIG4」と思えるか、「所詮ベイカレ」ってなるかで、満足感やモチベに直結する(中途M)

・トレンドな何かに関わるような案件はまだまだ少なく(増えてきたけど、)BIG4やチュアがこぼしたやつを拾ってる感が否めない(中途M)

 

 

アビームコンサルティング

SAP案件が全体の6〜7割を占める。それ以外もパッケージ導入やIT絡みの案件がほとんどとも言われる。SAP認定コンサルタントの数は2位のアクセンチュアの2倍差で国内1位。新卒でピュア戦略部門は例年5〜6人程度の難関(別枠採用)。主にアジア圏だが海外赴任のチャンスが多い。実情をちゃんと理解して入社する人が多くライフワークバランスもコンサルとしては良いので社員満足度は高い。同業他社であれば転職にも困らない。2020年夏のオンライン1dayジョブには2万人が応募。

 

 

★MURC(三菱UFJリサーチ&コンサルティング

システム部門を持たないピュアなシンクタンク。ライフワークバランスの良さで有名(戦略コンサル部門は除く)。一方どの部門も年々忙しくなっているとの情報もある。銀行・証券やMUFJグループからの依頼が多い。よって偉くなっても営業の必要がほとんどない。30代以降の年収はコンサル業界の中では能力に対して低い。人柄が良く温厚な人が多い。セカンドキャリアもなかなか良いが居心地良く辞める人は少ない。シンクタンク部門に中途で入ることは困難。

 

【番外編】

★日本M&Aセンター

時にコンサル・M&Aアドバイザリーに分類されるが実際はほぼM&A仲介。売り手買い手双方から手数料を取る、コンサルタントと名乗るも営業力勝負、ながらも後発の同業大手と比べると銀行などからの紹介案件が多くそれほど営業に困らないという情報もある。その分他社と比べるとインセンティブの割合は低い。とはいえ年次に関係なく実力あれば年収5千万も可能。平均年収は1500万程度。土日が潰れたり出張も多い。セカンドキャリアは職種がほぼ営業系。河野大臣のM&A仲介業者の利益相反の問題指摘により株価が急落。